妊娠線クリームの中に含まれている成分とは?シラノール誘導体に注目!
妊娠線クリームを選ぶに当たり、どんな成分が含まれているのか確認しておかなければなりません。
妊娠線の予防には皮膚を保湿して潤いを与え、ハリや柔らかさのある状態をキープしなければならず、クリームの中に入っている有効成分がそのサポートをしてくれます。
具体的にどんな成分が入っていると良いのかチェックしておきましょう。
シラノール誘導体
海外で販売されている妊娠線クリームの多くにはシラノール誘導体が含まれており、近年では日本でも注目を集めるようになりました。
シラノール誘導体はケイ素の化合物のことを指し、肌や皮膚へと以下のように働きかけてくれます。
- 真皮や皮下組織にダイレクトに作用して構造の修復と再構築を行う
- 細胞が本来持っている機能を活性化させる細胞賦活作用がある
- 痒みや湿疹など不快な肌トラブルの症状を緩和する
- コラーゲン繊維の断裂を修復してシワを消えやすくする
妊娠線を予防するだけではなく、既に形成された妊娠線を目立たなくしてくれるのが大きな特徴です。
薬局やドラッグストアで販売されている保湿クリームの中には、基本的にシラノール誘導体は含まれていません。
表面に潤いを与えているだけでは意味がなく、専用のクリームを塗ってマッサージをした方が良いと言われている理由です。
シラノール誘導体の妊娠線に対する効果は海外の臨床試験で確かな結果が出ており、その内容をまとめてみました。
- 「Exsymol S.A.M.」が23名の女性に対して臨床試験を行った
- シラノール誘導体によって妊娠線の改善が見られるのかどうか検証
- 初妊婦では80%の女性が妊娠線を発症しなかった
- 経産婦では62.5%の女性に新たな発症が見られなかった
満足のいく効果を得られるからこそ、海外でも日本でも注目を集めています。
シラノール誘導体を含む代表的な妊娠線クリームはベルタマザークリームで、肌トラブルの奥まで徹底したケアが可能です。
有効成分の配合だけではなく、無添加で安全性が高いのも魅力的なので一度ベルタマザークリームを使ってみてください。
コラーゲン
「コラーゲンはアンチエイジング対策として良い」とイメージしている女性は多いのではないでしょうか。
実際に様々なスキンケア用品の中に含まれており、妊娠線クリームの有効成分としても有名です。
- 肌の内部で新しい皮膚を作り出す際に必須の成分
- コラーゲンが豊富な肌は新陳代謝が進みやすい
- 弾力やハリのある美肌をキープする
コラーゲンにはこういった働きがあり、肌の新陳代謝をサポートして妊娠線の跡を残りにくくしてくれます。
加齢によって合成能力が衰えやすく、内部での生成量がどんどん減少していくので化粧品で外側から補ってあげましょう。
ヒアルロン酸
肌へと潤いを与えて保湿するに当たり、ヒアルロン酸も忘れてはなりません。
ヒアルロン酸は1gで6リットルの水分を保持する力を持つほど保水力が高く、私たちの肌や関節の軟骨、関節液といった場所に含まれています。
しかし、肌の中での量が多いのは赤ちゃんの時期で、頬っぺたを触ってみて自分とは違ってプルプルとしていると実感した女性は多いでしょう。
これはヒアルロン酸の働きによるもので、20代を過ぎた辺りから少しずつ減少していきます。
- 30代に入ると急激に減少していく
- 40代では赤ちゃんの頃の約50%まで落ちる
- 60代では赤ちゃんの頃の約25%まで落ち込む
上記のような特徴があり、肌のたるみやハリの無さへと繋がるため、妊娠線クリームで外側から補ってあげるのが効果的です。
普段から肌がカサカサとしている乾燥肌の女性は、ヒアルロン酸が入っているかどうかで比較してみてください。
セラミド(細胞間脂質)
セラミドは細胞間脂質と言われる代表的な保湿成分です。
- 肌の内部の角質層には部分的に隙間がある
- セラミドが隙間に入り込む
- スポンジのように潤いをキャッチする
このような流れで肌内部の角質層へと働きかけ、外部からの刺激をシャットアウトしてくれます。
保湿だけではなくバリア機能を高める働きもあり、セラミドを含む妊娠線クリームは少なくありません。
- 動物の脳や脊髄から抽出された天然セラミド
- 酵母を使って肌内部の成分と似せたヒト型セラミド
- こんにゃく芋や米ぬかから抽出した植物性セラミド
- 牛乳によって作られたミルクセラミド
上記の種類に分けられ、どのセラミドでも高い保湿力を発揮してくれます。
ビタミンC誘導体
化粧品の中に含まれている有効成分としてビタミンC誘導体は有名で、女性であれば一度は耳にしたことがあるでしょう。
既に形成された妊娠線を直接的に消すような効果はありませんが、以下のように肌へと様々なアプローチで働きかけてくれます。
- 亀裂が入った肌内部のコラーゲンを補修する
- 細胞機能を働かせて肌にピンとハリを持たせる
- 高い抗酸化作用で肌の老化を起こす活性酸素を除去する
- メラニン色素の合成を抑えてシミを予防する
シミを予防する美容成分として名高いものの、コラーゲンの補修や生成を促してくれるので妊娠線にも効果的です。
リン酸アスコルビルMgマグネシウムやアスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸と化粧品に表記されていることもあり、ビタミンC誘導体が入っているかどうか確認してみましょう。
妊娠線クリームを選ぶ時は複数の成分に焦点を当てる
「妊娠線クリームは○○○が入っていれば良い」という単純な話ではなく、複数の成分に焦点を当てなければなりません。
ありとあらゆる保湿成分や美容成分が入っているクリームを使用してマッサージをすれば、効率良く肌へとアプローチしてくれます。
できてから何かしらの対処をするのではなく、未然に予防するスキンケアを毎日の中で心掛けてください。